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2025/10/12-01 エチオピア モカ ゲイシャ G3

UNZEN ROAST LOG

焙煎研究ノート

研究LOT:2025/10/12-01

FC前後の熱量を滑らかに整え、甘さと透明感の両立を狙ったゲイシャの中浅煎り。

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今回の焙煎を30秒で

今回の仕上がり中浅煎り
ひとことで

FC前後の熱量を滑らかに整え、甘さと透明感の両立を狙ったゲイシャの中浅煎り。

味への期待・実飲

実飲コメント未入力。プロファイル上は、前回より酸が丸く、甘さと質感が増し、味のまとまりが改善すると予測する。一方、ゲイシャのフローラル、柑橘系の明るさ、透明感は、DROP214.0℃とC2:30により前回より穏やかになる可能性がある。味については実飲前の仮説であり断定しない。

今回わかったこと

前回2025/09/28-03ではFCが11:08と遅く、FC前後に大きなクラッシュとフリックがあった。今回は投入温度を129.5℃から181.0℃へ上げ、序盤から十分な熱量を与えたことで、DEを14秒、FCを1分44秒前進させた。特にBは6:04から4:34へ短縮され、FC後の増火を行わず段階的な減火でRoRを下降させた点は明確な改善。ただし前回とは投入量、投入温度、DROP温度、C時間が同時に変化しているため、どの要素が味に寄与したかは分離して検証する必要がある。

次回試すこと

まず今回を実飲し、前回2025/09/28-03と香り、酸、甘さ、質感、余韻を比較する。華やかさが弱い場合はRoR形状を維持したままDROPを210~212℃またはCを2:00~2:15へ短縮する。甘さとクリーンさが良好なら今回を基準プロファイル候補とし、焙煎後重量とAgtron豆・粉を記録する。

数字で見る今回の焙煎

焙煎度中浅煎り
意味を見る

仕上がりの深さを表します。

Development21%
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1ハゼ開始から焙煎終了までが全体の何%かを表します。数値だけで良否は判断しません。

総焙煎時間11:54
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投入からDROP(豆を排出して焙煎を終える)までの時間です。

総合評価8.4/10
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実飲などの評価が入力されたロットのみ表示します。

Artisan焙煎プロファイル
このグラフの見方

横軸は時間、縦軸は温度です。BTは豆の温度、ETは焙煎機内の温度、RoRは温度上昇の勢い、FCは1ハゼ開始を表します。

全部を理解する必要はありません。最初は、豆の温度がどう上がり、1ハゼ後にどれくらい時間をかけて仕上げたかを見るだけでも十分です。

焙煎日2025/10/12
ステータス400g、前回2025/09/28-03からFC前後の熱量推移を改善した比較焙煎
焙煎度中浅煎りから中煎り寄り。DROP214.0℃、Development2:30、DTR21.0%、SC未記録を根拠とするプロファイル上の判定
総合スコア8.4/10

この焙煎について

高めの投入温度から乾燥と褐変を効率よく進め、FC前後は段階的な減火でRoRを滑らかに下降。前回より甘さと質感を重視しながら、ゲイシャの華やかさを残すことを狙ったプロファイル。実飲とAgtron測定により最適なDROP位置を検証する。

基本データ

生豆重量400g

焙煎指標|Roast Indicators

VISUAL REFERENCE

上段は一般的な目安、各カード下段は雲仙麓珈琲で同じ豆を焙煎した過去記録です。どちらも品質の合否判定ではなく、今回値の位置を理解するための比較表示です。

記録上の焙煎度:中浅煎り

一般的な目安

Development Ratio21.0%
20〜25%参考帯
短め
20〜25%参考帯
長め
10%35%
この数値から分かること

20〜25%の代表的参考帯内です。記録上は中浅煎り設計のため、他の指標と合わせて読みます。

20〜25%は広く知られる参考帯ですが、焙煎度・総時間・豆・焙煎機により適切な値は変わります。

雲仙麓珈琲の記録

今回値21%過去平均17.4%n=8過去範囲5.6%〜33.3%平均との差+3.6pt

一般的な目安

Development Time2:30
比較の目安
短め
比較の目安
長め
1:005:00
この数値から分かること

Ratioだけでなく、総焙煎時間・DROP・Agtron・重量減少率・実飲と合わせて読みます。

総焙煎時間11:54のうち、1ハゼ後を2:30使いました。 全体の21%です。

雲仙麓珈琲の記録

今回値2:30過去平均1:59n=8過去範囲0:42〜4:30平均との差+31.5秒

数字から見る今回の焙煎

Development20〜25%の代表的参考帯内です。記録上は中浅煎り設計のため、他の指標と合わせて読みます。

各指標の数値上の位置を並べたものです。美味しさや成功を判定するものではなく、最終判断には実飲評価を用います。

読み方 ▲が今回値 帯の名称は比較用の目安 Agtron以外は単独で浅煎り・深煎りを判定しない
基準値について

Agtron:SCA等で参照される焙煎色の代表値をもとに、サイト内で位置関係を理解するための参考帯として表示しています。呼称や境界はロースター等によって異なります。

重量減少率:浅煎り約12〜14%、中煎り約13〜16%、中深煎り約15〜18%、深煎り約17〜22%以上という重なりのある一般的参考範囲です。

Development Ratio:20〜25%は広く知られる代表的参考帯ですが、焙煎度・総時間・豆・焙煎機により適切な値は変わります。

温度・時間

投入温度181.0℃
TP温度96.5℃
DE温度150.3℃
FC開始温度198.4℃
DROP温度214.0℃
TP時間1:12
DE時間4:50
FC開始時間9:24
DROP時間11:54
Development Time2:30
Development Ratio21%

ABC焙煎メモ

雲仙麓珈琲では、焙煎をA・B・Cの3区間で記録しています。Aは「投入〜DE」、Bは「DE〜FC開始」、Cは「FC開始〜DROP」です。FC終了やSC開始も補助指標として記録し、Cフェーズ内の熱の入り方を検証します。

焙煎は大きく3つの工程で考えています

A|乾かす豆の水分を抜きながら、内部まで熱を届ける
B|甘さをつくる香ばしさや甘さのもとをつくる
C|味を仕上げる酸味・甘味・苦味・余韻を整える
A 40.6% B 38.4% C 21%
A投入〜DE乾燥・吸熱・内部昇温
BDE〜FC開始メイラード反応・甘さ形成
CFC開始〜DROP開発・余韻・焙煎度調整

ABC重点

前回の長いBとFC前後の熱量断絶を改善し、BからCへのエネルギー連続性を確保する

A|熱を入れる土台づくり

投入〜DE温度目安:181.0℃ → 150.3℃

時間:4:50比率:40.6%

目的:水分を抜きながら、豆の内部まで熱を入れる

高めの投入温度と序盤の増火により乾燥を効率化し、DEを5分以内へ収める

B|甘さと香ばしさの骨格づくり

DE〜FC開始温度目安:150.3℃ → 198.4℃

時間:4:34比率:38.4%

目的:メイラード反応で甘さと香ばしさを形成する区間

段階的な減火を行いながら4分30秒前後でFCへ入り、香りと甘さの土台を形成する

C|味わいの仕上げ

FC開始〜DROP温度目安:198.4℃ → 214.0℃

時間:2:30比率:21%

目的:酸味・甘味・苦味・余韻を最終調整する区間

FC後の増火を避け、下降RoRを維持しながら2分30秒で甘さ、質感、余韻を形成する

今回の狙い

Aで十分な初期熱量を与えてDEを前進させ、Bを過度に引き延ばさずFCへ接続し、Cでは増火せず自然な下降RoRのまま甘さと質感を形成する

ABC結果

A40.6%、B38.4%、C21.0%。前回2025/09/28-03のA39.3%、B47.0%、C13.7%と比較すると、A比率はほぼ同等だが、Bを大幅に短縮し、その分Cを長く確保した構成。BからFCへの熱量連続性は改善し、FC後のRoRも安定した。味は前回より酸の鋭さが抑えられ、甘さ、ボディ、余韻が増すと予測する。一方、ゲイシャらしい高い香りと透明感に対してC21.0%が過剰でないか実飲確認が必要。

次回仮説

今回のAとBおよびFC前後のガス操作を維持し、Cのみを2:00~2:15、DROP210~212℃へ変更した比較焙煎を行う。これにより、今回得られたRoR安定性を保ちながら、フローラル、明るい酸、透明感を増やせるか検証する。

環境

天候sunny

カッピング評価

香り
8.0
酸味
7.5
甘み
8.5
コク
8.0
後味
8.0

実飲コメント

実飲コメント未入力。プロファイル上は、前回より酸が丸く、甘さと質感が増し、味のまとまりが改善すると予測する。一方、ゲイシャのフローラル、柑橘系の明るさ、透明感は、DROP214.0℃とC2:30により前回より穏やかになる可能性がある。味については実飲前の仮説であり断定しない。

RoR分析

序盤ピーク後は全体として明確な右肩下がり。前回2025/09/28-03で確認されたFC前後の大きなクラッシュと終盤フリックは大幅に改善している。DE前後と6分付近に小さな波打ちはあるが、FC進入時はRoRを保持し、FC後は概ね連続的に下降してDROPへ到達している。FC直後に一時的な小さな落ち込みと戻りがあるものの、重大なクラッシュとは判断しない。C後半はRoRが約3~4℃/minまで低下しており、フリックを抑えた安定した終盤。ただしDROP214.0℃、C21.0%で前回より熱進行が大きく、華やかさより甘さとボディに寄る可能性がある。

焙煎メモ

火力メモ

投入時ガス1.0。TP付近までに1.5へ上げ、約1分30秒で3.5へ増火。DE後も3.5を維持し、約6:00で3.0、約7:30で2.5、約9:00で2.0、FC後約10:25で1.5へ段階的に減火。FC後の増火は行わず、終盤まで減火方向で管理した。

排気メモ

投入時から排気2.5を維持したと画像から読み取れる。明確な変更イベントは確認できない。

異常・気づき

投入181.0℃、TP1:12、DE4:50、FC9:24、DROP11:54。A4:50、B4:34、C2:30で、前回2025/09/28-03よりFC到達を1:44前進させ、Bを1:30短縮。Cは44秒延長され、DROP温度も206.0℃から214.0℃へ上昇している。SC開始イベントは確認できない。

総評

総評コメント

前回2025/09/28-03ではFCが11:08と遅く、FC前後に大きなクラッシュとフリックがあった。今回は投入温度を129.5℃から181.0℃へ上げ、序盤から十分な熱量を与えたことで、DEを14秒、FCを1分44秒前進させた。特にBは6:04から4:34へ短縮され、FC後の増火を行わず段階的な減火でRoRを下降させた点は明確な改善。ただし前回とは投入量、投入温度、DROP温度、C時間が同時に変化しているため、どの要素が味に寄与したかは分離して検証する必要がある。

次回改善

まず今回を実飲し、前回2025/09/28-03と香り、酸、甘さ、質感、余韻を比較する。華やかさが弱い場合はRoR形状を維持したままDROPを210~212℃またはCを2:00~2:15へ短縮する。甘さとクリーンさが良好なら今回を基準プロファイル候補とし、焙煎後重量とAgtron豆・粉を記録する。

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