UNZEN ROAST LOG
焙煎研究ノート
研究LOT:2025/12/14-01
深煎り好きのための重厚な一杯
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今回の焙煎を30秒で
深煎り好きのための重厚な一杯
推定。低酸味でチョコレート感主体。カラメル、ナッツ、ビター感が強く、重厚なボディ。深煎りらしい余韻が期待できる。
A34.2%、B26.0%、C39.8%の構成。Cフェーズが非常に長く、FC後の内部発達を重視した設計。SC開始後も48秒継続しているため、深煎りとして十分な発達が得られている。FC継続時間も長く、内部まで熱が浸透した可能性が高い。
FC後半からSC前のRoR上昇を抑制し、より滑らかな右肩下がりを目指す。FC後の増火量を減らす検証を行う。SC後の滞在時間を30秒、60秒で比較し最適点を探索する。
数字で見る今回の焙煎
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仕上がりの深さを表します。
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焙煎前からどれくらい重量が減ったかを表します。
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1ハゼ開始から焙煎終了までが全体の何%かを表します。数値だけで良否は判断しません。
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投入からDROP(豆を排出して焙煎を終える)までの時間です。
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実飲などの評価が入力されたロットのみ表示します。

このグラフの見方
横軸は時間、縦軸は温度です。BTは豆の温度、ETは焙煎機内の温度、RoRは温度上昇の勢い、FCは1ハゼ開始を表します。
全部を理解する必要はありません。最初は、豆の温度がどう上がり、1ハゼ後にどれくらい時間をかけて仕上げたかを見るだけでも十分です。
この焙煎について
しっかりとしたコクとビター感が特徴。チョコレートやカラメルを思わせる甘苦い余韻が長く続く深煎りプロファイル。
基本データ
焙煎指標|Roast Indicators
上段は一般的な目安、各カード下段は雲仙麓珈琲で同じ豆を焙煎した過去記録です。どちらも品質の合否判定ではなく、今回値の位置を理解するための比較表示です。
一般的な目安
一般的には中深〜深煎りで見られやすい重量減少域です。
範囲は重なります。生豆水分・密度・精製・焙煎機・投入量・時間でも変わる一般的な参考表示です。
雲仙麓珈琲の記録
一般的な目安
20〜25%の代表的参考帯より長めです。記録上は深煎り設計のため、他の指標と合わせて読みます。
20〜25%は広く知られる参考帯ですが、焙煎度・総時間・豆・焙煎機により適切な値は変わります。
雲仙麓珈琲の記録
一般的な目安
Ratioだけでなく、総焙煎時間・DROP・Agtron・重量減少率・実飲と合わせて読みます。
総焙煎時間15:00のうち、1ハゼ後を5:58使いました。 全体の39.8%です。
雲仙麓珈琲の記録
数字から見る今回の焙煎
各指標の数値上の位置を並べたものです。美味しさや成功を判定するものではなく、最終判断には実飲評価を用います。
基準値について
Agtron:SCA等で参照される焙煎色の代表値をもとに、サイト内で位置関係を理解するための参考帯として表示しています。呼称や境界はロースター等によって異なります。
重量減少率:浅煎り約12〜14%、中煎り約13〜16%、中深煎り約15〜18%、深煎り約17〜22%以上という重なりのある一般的参考範囲です。
Development Ratio:20〜25%は広く知られる代表的参考帯ですが、焙煎度・総時間・豆・焙煎機により適切な値は変わります。
温度・時間
ABC焙煎メモ
雲仙麓珈琲では、焙煎をA・B・Cの3区間で記録しています。Aは「投入〜DE」、Bは「DE〜FC開始」、Cは「FC開始〜DROP」です。FC終了やSC開始も補助指標として記録し、Cフェーズ内の熱の入り方を検証します。
焙煎は大きく3つの工程で考えています
ABC重点
Cフェーズ主体の深煎り開発
A|熱を入れる土台づくり
投入〜DE温度目安:180.2℃ → 150.6℃
目的:水分を抜きながら、豆の内部まで熱を入れる
十分な乾燥と内部昇温による土台形成
B|甘さと香ばしさの骨格づくり
DE〜FC開始温度目安:150.6℃ → 196.1℃
目的:メイラード反応で甘さと香ばしさを形成する区間
メイラード反応を進行させ甘さと厚みを形成
C|味わいの仕上げ
FC開始〜DROP温度目安:196.1℃ → 227.0℃
目的:酸味・甘味・苦味・余韻を最終調整する区間
深煎りらしいボディとビター感を形成しながら内部発達を完了させる
今回の狙い
FC後の発達時間を長く確保し、ボディと甘さを最大化する深煎り設計
ABC結果
Aは標準的。Bはやや短めで効率的に進行。Cを約40%確保することで深煎り向けの発達を優先した設計となった。SC後も一定時間確保できており、ボディ重視の狙いは達成できている。
次回仮説
Cは維持しつつFC後の熱量をやや抑えることで、苦味を増やさず甘さと透明感を向上できる可能性がある。
環境
カッピング評価
実飲コメント
推定。低酸味でチョコレート感主体。カラメル、ナッツ、ビター感が強く、重厚なボディ。深煎りらしい余韻が期待できる。
RoR分析
前半は概ね右肩下がり。DE以降も減衰傾向を維持しているが、4〜6分付近にRoRの乱高下が見られる。FC直前からFC中盤にかけてクラッシュ傾向は軽微。FC後半はややフリック気味に上昇。SC前後も大きな暴れはなく管理できている。熱量は終盤まで十分で、深煎りらしいボディと苦味形成に寄与したと考えられる。
焙煎メモ
火力メモ
開始ガス5.0。DE付近まで5.0維持後、4.0→3.5→3.0→2.5→2.0へ段階的に減火。FC後に2.5へ一時増火、その後2.0→1.0へ減火。
排気メモ
排気2.5スタート。FC付近まで2.5維持。FC後に変化ありと推定するが詳細読取不可。
異常・気づき
DEまで5:08。FC開始9:02。FC継続時間4:06と長め。SC開始14:12。SC開始後48秒でDROP。深煎り領域まで十分に熱を投入。
総評
総評コメント
A34.2%、B26.0%、C39.8%の構成。Cフェーズが非常に長く、FC後の内部発達を重視した設計。SC開始後も48秒継続しているため、深煎りとして十分な発達が得られている。FC継続時間も長く、内部まで熱が浸透した可能性が高い。
次回改善
FC後半からSC前のRoR上昇を抑制し、より滑らかな右肩下がりを目指す。FC後の増火量を減らす検証を行う。SC後の滞在時間を30秒、60秒で比較し最適点を探索する。