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2026/01/03-01 ブラジル サントス №2

UNZEN ROAST LOG

焙煎研究ノート

研究LOT:2026/01/03-01

甘さとコクを両立した深煎り

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今回の焙煎を30秒で

今回の仕上がり深煎り
ひとことで

甘さとコクを両立した深煎り

味への期待・実飲

推定。チョコレート、ビターキャラメル、ローストナッツ主体。酸味は穏やかで重厚なボディ。後味に甘苦い余韻が長く残る深煎りプロファイル。

今回わかったこと

A31.4%、B33.0%、C35.6%と非常にバランスが良い構成。Aで十分な乾燥を行い、Bを長く確保することでメイラード反応を深めている。Cも35.6%確保しながらSC後52秒でDROPしており、深煎りでありながら甘さを残しやすい設計となっている。

次回試すこと

FC後の増火量を微調整し終盤フリックをさらに抑制する。SC後30秒、60秒比較で最適な苦味と甘さのバランスを検証する。Bフェーズを維持したままCの熱量制御を最適化する。

数字で見る今回の焙煎

焙煎度深煎り
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仕上がりの深さを表します。

Development35.6%
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1ハゼ開始から焙煎終了までが全体の何%かを表します。数値だけで良否は判断しません。

総焙煎時間16:58
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投入からDROP(豆を排出して焙煎を終える)までの時間です。

総合評価8.8/10
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実飲などの評価が入力されたロットのみ表示します。

Artisan焙煎プロファイル
このグラフの見方

横軸は時間、縦軸は温度です。BTは豆の温度、ETは焙煎機内の温度、RoRは温度上昇の勢い、FCは1ハゼ開始を表します。

全部を理解する必要はありません。最初は、豆の温度がどう上がり、1ハゼ後にどれくらい時間をかけて仕上げたかを見るだけでも十分です。

焙煎日2026/01/03
ステータス完了
焙煎度深煎り
総合スコア8.8/10

この焙煎について

長いメイラード反応と十分な発達時間により、チョコレートのような甘さと重厚なコクを引き出した深煎りプロファイル。

基本データ

焙煎指標|Roast Indicators

VISUAL REFERENCE

上段は一般的な目安、各カード下段は雲仙麓珈琲で同じ豆を焙煎した過去記録です。どちらも品質の合否判定ではなく、今回値の位置を理解するための比較表示です。

記録上の焙煎度:深煎り

一般的な目安

Development Ratio35.6%
基準範囲超過
短め
20〜25%参考帯
長め
10%35%
この数値から分かること

20〜25%の代表的参考帯より長めです。記録上は深煎り設計のため、他の指標と合わせて読みます。

20〜25%は広く知られる参考帯ですが、焙煎度・総時間・豆・焙煎機により適切な値は変わります。

雲仙麓珈琲の記録

今回値35.6%過去平均34.7%n=9過去範囲28.5%〜40.5%平均との差+0.9pt

一般的な目安

Development Time6:02
基準範囲超過
短め
比較の目安
長め
1:005:00
この数値から分かること

Ratioだけでなく、総焙煎時間・DROP・Agtron・重量減少率・実飲と合わせて読みます。

総焙煎時間16:58のうち、1ハゼ後を6:02使いました。 全体の35.6%です。

雲仙麓珈琲の記録

今回値6:02過去平均5:09n=9過去範囲3:34〜7:04平均との差+52.7秒

数字から見る今回の焙煎

Development20〜25%の代表的参考帯より長めです。記録上は深煎り設計のため、他の指標と合わせて読みます。

各指標の数値上の位置を並べたものです。美味しさや成功を判定するものではなく、最終判断には実飲評価を用います。

読み方 ▲が今回値 帯の名称は比較用の目安 Agtron以外は単独で浅煎り・深煎りを判定しない
基準値について

Agtron:SCA等で参照される焙煎色の代表値をもとに、サイト内で位置関係を理解するための参考帯として表示しています。呼称や境界はロースター等によって異なります。

重量減少率:浅煎り約12〜14%、中煎り約13〜16%、中深煎り約15〜18%、深煎り約17〜22%以上という重なりのある一般的参考範囲です。

Development Ratio:20〜25%は広く知られる代表的参考帯ですが、焙煎度・総時間・豆・焙煎機により適切な値は変わります。

温度・時間

投入温度177.0℃
TP温度83.3℃
DE温度150.6℃
FC開始温度199.3℃
FC終了温度207.0℃
SC開始温度223.7℃
DROP温度228.0℃
TP時間推定 1:10前後
DE時間5:20
FC開始時間10:56
FC終了時間12:30
FC継続時間1:34
SC開始時間16:06
SC後時間0:52
DROP時間16:58
Development Time6:02
Development Ratio35.6%

ABC焙煎メモ

雲仙麓珈琲では、焙煎をA・B・Cの3区間で記録しています。Aは「投入〜DE」、Bは「DE〜FC開始」、Cは「FC開始〜DROP」です。FC終了やSC開始も補助指標として記録し、Cフェーズ内の熱の入り方を検証します。

焙煎は大きく3つの工程で考えています

A|乾かす豆の水分を抜きながら、内部まで熱を届ける
B|甘さをつくる香ばしさや甘さのもとをつくる
C|味を仕上げる酸味・甘味・苦味・余韻を整える
A 31.4% B 33% C 35.6%
A投入〜DE乾燥・吸熱・内部昇温
BDE〜FC開始メイラード反応・甘さ形成
CFC開始〜DROP開発・余韻・焙煎度調整

ABC重点

BとCの両立による深煎り品質向上

A|熱を入れる土台づくり

投入〜DE温度目安:177.0℃ → 150.6℃

時間:5:20比率:31.4%

目的:水分を抜きながら、豆の内部まで熱を入れる

十分な乾燥と均一な内部昇温による土台形成

B|甘さと香ばしさの骨格づくり

DE〜FC開始温度目安:150.6℃ → 199.3℃

時間:5:36比率:33%

目的:メイラード反応で甘さと香ばしさを形成する区間

メイラード反応を長く確保し甘さと厚みを形成

C|味わいの仕上げ

FC開始〜DROP温度目安:199.3℃ → 228.0℃

時間:6:02比率:35.6%FC継続:1:34SC後:0:52

目的:酸味・甘味・苦味・余韻を最終調整する区間

FC終了温度:207.0℃FC終了時間:12:30SC開始温度:223.7℃SC開始時間:16:06

深煎りらしいボディと余韻を形成しながら内部発達を完了させる

今回の狙い

メイラード反応を十分に進めつつ、長めのCで内部発達を完了させる深煎り設計

ABC結果

A31.4%、B33.0%、C35.6%とABCの配分が非常に均衡している。特にBフェーズが長く、甘さ形成に有利な構成。Cも6分以上確保されており、深煎りらしいボディと発達が期待できる。

次回仮説

現在のABC比率は完成度が高い。今後は比率を大きく変えず、FC後の熱量制御のみ調整することでクリーンさと甘さの向上が期待できる。

環境

天候sunny

カッピング評価

香り
8.5
酸味
4.0
甘み
8.8
コク
9.2
後味
8.8

実飲コメント

推定。チョコレート、ビターキャラメル、ローストナッツ主体。酸味は穏やかで重厚なボディ。後味に甘苦い余韻が長く残る深煎りプロファイル。

RoR分析

全体として右肩下がり基調。中盤以降は比較的滑らかな減衰を維持している。FC直前に軽度クラッシュ傾向があるが大きくはない。FC後は増火の影響でRoRが持ち直し、終盤に軽微なフリック傾向を示す。SC前後は安定しており暴走は見られない。熱量不足はなく、深煎り向けの十分な熱量を確保できている。

焙煎メモ

火力メモ

ガス4.0スタート。DEまで4.0維持。DE以降3.5→3.0→2.5→2.0へ段階減火。FC後に2.5へ一時増火。その後2.0→1.5へ減火。

排気メモ

排気2.5スタート。中盤まで維持。FC以降も大きな変更は少ないと推定。

異常・気づき

DE5:20。FC開始10:56。FC終了12:30。FC継続1:34。SC開始16:06。SC開始後52秒でDROP。総焙煎時間16:58。深煎り領域まで十分に発達。

総評

総評コメント

A31.4%、B33.0%、C35.6%と非常にバランスが良い構成。Aで十分な乾燥を行い、Bを長く確保することでメイラード反応を深めている。Cも35.6%確保しながらSC後52秒でDROPしており、深煎りでありながら甘さを残しやすい設計となっている。

次回改善

FC後の増火量を微調整し終盤フリックをさらに抑制する。SC後30秒、60秒比較で最適な苦味と甘さのバランスを検証する。Bフェーズを維持したままCの熱量制御を最適化する。

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