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2026/04/16-01 ブラジル サントス №2

UNZEN ROAST LOG

焙煎研究ノート

研究LOT:2026/04/16-01

親豆:733

時間をかけてじっくり火を入れ、2ハゼ後まで仕上げたブラジルNo.2の深煎り

Artisan焙煎プロファイル
焙煎日2026/04/16
ステータス焙煎記録
焙煎度深煎り。SC開始後1:00、DROP228.0℃
総合スコア7.5/10

この焙煎について

約16分かけてゆっくりと焙煎を進め、1ハゼ後は火力を抑えながら排気を強めて深煎りへ。2ハゼ開始後も1分間進行させ、しっかりとしたボディと深いロースト感を狙った焙煎設計

基本データ

生豆重量228g

温度・時間

投入温度176.8℃
TP温度81.8℃
DE温度150.3℃
FC開始温度195.5℃
FC終了温度212.0℃
SC開始温度224.0℃
DROP温度228.0℃
TP時間約1:04
DE時間5:58
FC開始時間10:42
FC終了時間12:52
FC継続時間2:10
SC開始時間14:58
SC後時間1:00
DROP時間15:58
Development Time5:16
Development Ratio33%

ABC焙煎メモ

雲仙麓珈琲では、焙煎をA・B・Cの3区間で記録しています。Aは「投入〜DE」、Bは「DE〜FC開始」、Cは「FC開始〜DROP」です。FC終了やSC開始も補助指標として記録し、Cフェーズ内の熱の入り方を検証します。

A投入〜DE乾燥・吸熱・内部昇温
BDE〜FC開始メイラード反応・甘さ形成
CFC開始〜DROP開発・余韻・焙煎度調整

ABC重点

長いAとBで内部まで熱を浸透させ、FC後も5分以上かけてSC以降まで進行させる深煎り設計

A|熱を入れる土台づくり

投入〜DE温度目安:176.8℃ → 150.3℃

時間:5:58比率:37.4%

目的:水分を抜きながら、豆の内部まで熱を入れる

投入からDEまで5:58をかけ、228gの豆に対して穏やかに熱を与えながら乾燥を進行させる

B|甘さと香ばしさの骨格づくり

DE〜FC開始温度目安:150.3℃ → 195.5℃

時間:4:44比率:29.6%

目的:メイラード反応で甘さと香ばしさを形成する区間

DEからFCまで4:44を確保し、メイラード反応を長く取って甘さとボディの土台を形成する

C|味わいの仕上げ

FC開始〜DROP温度目安:195.5℃ → 228.0℃

時間:5:16比率:33%FC継続:2:10SC後:1:00

目的:酸味・甘味・苦味・余韻を最終調整する区間

FC終了温度:212.0℃FC終了時間:12:52SC開始温度:224.0℃SC開始時間:14:58

FCからDROPまで5:16を確保し、FC後に排気を強めながらSC開始後1分まで進行して深いロースト感とボディを形成する

今回の狙い

Aを約6分確保して乾燥を十分に進め、Bを4:44かけて穏やかにFCへ接続。Cでは火力を段階的に落とし排気を強めながらSCまで進行し、深煎りのボディと苦味を形成する設計

ABC結果

A37.4%、B29.6%、C33.0%の比較的均等な構成だが、絶対時間では全フェーズが長い。今回の狙いは低めの進行速度で内部まで熱を通し、SC後まで進めて深煎りのボディと苦味を形成することと考えられる。実際にはFC10:42、DROP15:58となり、深煎りとしても長い熱履歴となった。味への影響として酸味は抑えられ、重いボディと苦味が期待できる一方、長時間焙煎による香味の平坦化やロースト感の増加が懸念される

次回仮説

228gという少量焙煎ではA5:58、FC10:42はやや長いため、投入後からDEまでの熱量をわずかに高め、Aを5分前後、FCを9分30秒から10分程度へ前倒しする。その上でCを4分前後から4分30秒程度に短縮し、SC直後から30秒程度でDROPすれば、深煎りのボディを維持しながら甘さとクリーンさを改善できる可能性がある

環境

外気温22℃
天候sunny

カッピング評価

RoR分析

豆温RoRは全体として大局的には右肩下がりだが、滑らかな単調減少ではない。FC直前はRoRがやや持ち直した状態でFCへ入り、FC開始直後に一時的な上昇が見られるため軽度のフリック傾向がある。その後はFC中盤から明確に下降し、FC終了付近では低下が進む。FC終了後は排気4.5への増加とガス2.0への低下が重なり、SCに向けてRoRが低位まで減衰している。SC直前からDROPまでは低RoRで進行し、大きな終盤フリックは確認できない。一方、FC開始後5:16、SC後1:00という長い熱履歴から、熱量過多というより低い熱量で長時間開発する傾向が強い。酸味と明るさを減少させ、ボディ、苦味、ロースト感を強める一方、甘さの立体感や後味のクリーンさを失う可能性がある

焙煎メモ

火力メモ

投入時からガス4.0で進行し、約7:10で3.5、約8:50で3.0、約10:35で2.5、約13:35で2.0へ段階的に低下。FC開始直前に2.5へ下げ、FC後もしばらく維持した後、FC終了後に2.0へ下げている

排気メモ

投入時は排気2.5。FC付近の約11:10で排気3.5へ増加し、約13:50で排気4.5へ増加してDROPまで維持

異常・気づき

228g投入。DE5:58、FC10:42、FC終了12:52、SC14:58、DROP15:58。A5:58、B4:44、C5:16の長時間型プロファイル。SC開始後1:00まで進行し、228.0℃でDROPしている。FC後は排気を段階的に強めながら火力を下げ、2ハゼ領域を1分間進行させた深煎り設計

総評

総評コメント

ブラジルNo.2を長時間かけて深煎りまで進行させたプロファイル。ABC比率はA37.4%、B29.6%、C33.0%で、前回2026/02/03のA35.7%、B28.1%、C36.2%と比較するとAとBが長く、C比率はやや短い。しかし総焙煎時間は15:58と長く、FC開始自体が10:42まで遅れている。SC後も1分間進行しているため、深い苦味とボディを得やすい反面、ロースト感や後味の重さが出る可能性がある

次回改善

改善案1としてAからBの総時間を短縮し、FCを9分30秒から10分程度へ前倒しする。改善案2としてFC前後の火力と排気変更を分散し、RoRの反発と急低下を抑える。改善案3として深煎りでもSC後30秒前後のDROPを比較し、SC後1分との甘さ、クリーンさ、苦味の質を比較する

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