UNZEN ROAST LOG
焙煎研究ノート
研究LOT:2025/09/06-01
親豆:735
ゲイシャらしい華やかさを狙った浅煎りプロファイル。

この焙煎について
A・B・Cの配分は35.1%・31.6%・33.3%と非常に整っており、甘さと透明感を狙った設計。FC以降の熱量維持を改善するとさらに再現性向上が期待できる。
基本データ
温度・時間
ABC焙煎メモ
雲仙麓珈琲では、焙煎をA・B・Cの3区間で記録しています。Aは「投入〜DE」、Bは「DE〜FC開始」、Cは「FC開始〜DROP」です。FC終了やSC開始も補助指標として記録し、Cフェーズ内の熱の入り方を検証します。
ABC重点
Cフェーズの熱量管理
A|熱を入れる土台づくり
投入〜DE温度目安:199.3℃ → 151.9℃
目的:水分を抜きながら、豆の内部まで熱を入れる
穏やかな昇温で均一な乾燥
B|甘さと香ばしさの骨格づくり
DE〜FC開始温度目安:151.9℃ → 197.9℃
目的:メイラード反応で甘さと香ばしさを形成する区間
メイラード反応を十分確保し甘さを形成
C|味わいの仕上げ
FC開始〜DROP温度目安:197.9℃ → 215.7℃
目的:酸味・甘味・苦味・余韻を最終調整する区間
長めのDevelopmentでフローラルと甘さを両立
今回の狙い
長めのDevelopmentでゲイシャの甘さと透明感を両立する設計
ABC結果
A・B・Cの比率は非常にバランスが良い。Cが33.3%と長めで甘さ重視の設計となっている。一方でFC後のRoR低下がやや急で終盤のエネルギー維持に改善余地がある。
次回仮説
FC直後の減火を少し遅らせる、または排気変更タイミングを調整することでRoRをより滑らかに維持できる可能性がある。
環境
カッピング評価
RoR分析
全体として右肩下がり。FC開始直後に軽度クラッシュ、その後やや大きな下降が続く。終盤はRoRの波打ちがみられ、熱量不足傾向が推測される。大きなフリックは認めない。
焙煎メモ
火力メモ
ガス1.0→3.0→2.5→2.0→1.5→1.0と段階的に減火
排気メモ
排気2.5維持後、FC開始付近で3.0へ変更
異常・気づき
DE4:44、FC開始9:00、FC終了12:26。FC終了後約1分でDROP。Cフェーズを長めに確保した浅〜浅中煎り設計。
総評
総評コメント
ゲイシャらしい華やかさを重視した設計。A・Bは比較的安定しているが、FC以降のRoR低下がやや急で、終盤の熱量不足がクリーンさと引き換えに甘さ・厚みをやや損なう可能性がある。実飲コメント未入力のため味の評価は予測。
次回改善
FC以降のRoR低下を緩やかにし、終盤7〜9℃/min程度を維持できるか検証する。