UNZEN ROAST LOG
焙煎研究ノート
研究LOT:2026/07/29-01
親豆:733
中深煎りで甘さとコクを重視したプロファイル。

この焙煎について
長めの乾燥と十分なメイラード反応を経て、SC開始後24秒でドロップ。重量減少率17.3%でボディと甘さを狙った焙煎。
基本データ
焙煎色|Agtron
豆の表面色と粉砕後の色を数値で記録し、焙煎プロファイル・重量減少率・実飲結果とあわせて検証します。
Agtron値は焙煎色の客観的な記録として使用し、単独で品質や内部の火通りを判定するものではありません。
温度・時間
ABC焙煎メモ
雲仙麓珈琲では、焙煎をA・B・Cの3区間で記録しています。Aは「投入〜DE」、Bは「DE〜FC開始」、Cは「FC開始〜DROP」です。FC終了やSC開始も補助指標として記録し、Cフェーズ内の熱の入り方を検証します。
ABC重点
Cフェーズの熱量維持
A|熱を入れる土台づくり
投入〜DE温度目安:131.8℃ → 150.5℃
目的:水分を抜きながら、豆の内部まで熱を入れる
十分な乾燥
B|甘さと香ばしさの骨格づくり
DE〜FC開始温度目安:150.5℃ → 197.6℃
目的:メイラード反応で甘さと香ばしさを形成する区間
メイラード反応による甘味形成
C|味わいの仕上げ
FC開始〜DROP温度目安:197.6℃ → 224.0℃
目的:酸味・甘味・苦味・余韻を最終調整する区間
ボディと甘さを伸ばしつつ過度なロースト感を防ぐ
今回の狙い
十分な乾燥とメイラード反応を確保し、Cで甘さとボディを構築する設計。
ABC結果
Aを長めに確保し、B・Cとも約30%でバランス良く推移。Jake HuのABC理論に概ね沿った構成。
次回仮説
FC前のRoRをもう少し滑らかにすると、甘さとクリーンさがさらに向上する可能性がある。
環境
カッピング評価
実飲コメント
実飲未評価
RoR分析
全体として右肩下がり傾向。FC付近で軽度のフリックが見られるが大きな暴れではない。200℃以降はArtisanの1℃表示切替の影響を受けRoR変動が大きく見える可能性がある。SC前後も急激なクラッシュは認めず終盤まで熱量は維持できている。
焙煎メモ
火力メモ
投入後ガス1.0から開始。TP後4.0→5.0へ増加。その後3.5→3.0→2.5→2.0→1.5→1.0へ段階的に減火。
排気メモ
排気2.5開始。FC前4.0へ変更。終盤4.5。
異常・気づき
TPは1:00と低め。DEまで十分な乾燥時間を確保。FC開始後も穏やかに熱を加え、SC開始24秒後にドロップ。重量減少率17.3%で中深煎りとして妥当。
総評
総評コメント
ABC配分は概ね良好。FC後の熱量維持も適切で、中深煎りらしいボディと甘さが期待される。RoRの細かな乱れは終盤の火力操作と表示仕様の双方が影響している可能性がある。
次回改善
FC前後のRoRをさらに滑らかにし、終盤のフリック低減を検証する。