🛒

2026/07/04-01 エチオピア モカ ゲイシャ G3

UNZEN ROAST LOG

焙煎研究ノート

研究LOT:2026/07/04-01

短いBとCで華やかな香りと明るい酸を引き出した、イルゲシャG3の浅煎り。

START HERE

今回の焙煎を30秒で

今回の仕上がり中煎り
ひとことで

短いBとCで華やかな香りと明るい酸を引き出した、イルゲシャG3の浅煎り。

味への期待・実飲

実飲コメント未入力。プロファイル上は、明るい酸、軽快な質感、柑橘や花を思わせる香りが予測される。重量減少率14.0%とC1:42により、極端な未発達リスクは低いと考えられる一方、FC後のクラッシュとフリックにより、酸がやや鋭い、甘さのつながりが弱い、後味に軽い乾燥感が出る可能性がある。味については実飲前の仮説であり断定しない。

今回わかったこと

ABC配分はA49.4%、B34.2%、C16.5%。Aが全体の約半分を占める一方、Bは3:32と短く、Cは浅煎りとして標準的な範囲に収まっている。DE5:06からFC8:38までを強い火力から段階的に減火して進めたことで、総焙煎時間10:20にまとめている。最大の検証点はC時間そのものではなく、FC直後の排気急増とRoR変動である。

次回試すこと

次回はFC直後の排気4.0への変更を一段階にせず、3.0を経由するか、変更を15~25秒遅らせてRoRへの影響を比較する。ガス2.5からの減火はFC開始直後またはFC後15~20秒で行い、FC後の再上昇を抑える。DE、FC、DROP、重量減少率を大きく変えず、排気とFC後ガス操作を主変数として検証する。

数字で見る今回の焙煎

焙煎度中煎り
意味を見る

仕上がりの深さを表します。

重量減少率14%
意味を見る

焙煎前からどれくらい重量が減ったかを表します。

Development16.5%
意味を見る

1ハゼ開始から焙煎終了までが全体の何%かを表します。数値だけで良否は判断しません。

総焙煎時間10:20
意味を見る

投入からDROP(豆を排出して焙煎を終える)までの時間です。

総合評価7.7/10
意味を見る

実飲などの評価が入力されたロットのみ表示します。

Artisan焙煎プロファイル
このグラフの見方

横軸は時間、縦軸は温度です。BTは豆の温度、ETは焙煎機内の温度、RoRは温度上昇の勢い、FCは1ハゼ開始を表します。

全部を理解する必要はありません。最初は、豆の温度がどう上がり、1ハゼ後にどれくらい時間をかけて仕上げたかを見るだけでも十分です。

焙煎日2026/07/04
ステータス浅煎り、500g、雨、室温30.4℃、湿度75%
焙煎度浅煎りから浅中煎り。DROP210.3℃、Development1:42、DTR16.5%、SC未到達、重量減少率14.0%を根拠とするプロファイル上の判定
総合スコア7.7/10

この焙煎について

強い初期熱量で乾燥を進め、DE後は段階的に火力を落としてFCへ接続。FC後1分42秒、210.3℃で仕上げ、花や柑橘を思わせる香りと軽快な飲み口を狙ったプロファイル。今後はFC直後の排気操作を滑らかにし、甘さと透明感の向上を検証する。
【研究ノート用】
今回の焙煎全体評価
今回の焙煎は、イルゲシャG3を500g投入し、430gで終了した浅煎りロットである。
画像タイトルから確認できる環境条件は、雨、室温30.4℃、湿度75%。重量減少は70gで、重量減少率14.0%、歩留まり86.0%となる。
主要イベントは以下のとおり。
投入温度は167.9℃

基本データ

生豆重量500g
焙煎後重量430g
減量率14%
歩留まり86%

焙煎指標|Roast Indicators

VISUAL REFERENCE

上段は一般的な目安、各カード下段は雲仙麓珈琲で同じ豆を焙煎した過去記録です。どちらも品質の合否判定ではなく、今回値の位置を理解するための比較表示です。

記録上の焙煎度:中煎り

一般的な目安

重量減少率14.0%
中程度
浅め
中程度
中深
深め
10%24%
この数値から分かること

一般的には中〜中深煎りで見られやすい重量減少域です。

範囲は重なります。生豆水分・密度・精製・焙煎機・投入量・時間でも変わる一般的な参考表示です。

雲仙麓珈琲の記録

今回値14%過去平均13.9%n=4過去範囲13.4%〜14%平均との差+0.2pt

一般的な目安

Development Ratio16.5%
短め
短め
20〜25%参考帯
長め
10%35%
この数値から分かること

20〜25%の代表的参考帯より短めです。記録上は中煎り設計のため、他の指標と合わせて読みます。

20〜25%は広く知られる参考帯ですが、焙煎度・総時間・豆・焙煎機により適切な値は変わります。

雲仙麓珈琲の記録

今回値16.5%過去平均18%n=8過去範囲5.6%〜33.3%平均との差-1.5pt

一般的な目安

Development Time1:42
短め
短め
比較の目安
長め
1:005:00
この数値から分かること

Ratioだけでなく、総焙煎時間・DROP・Agtron・重量減少率・実飲と合わせて読みます。

総焙煎時間10:20のうち、1ハゼ後を1:42使いました。 全体の16.5%です。

雲仙麓珈琲の記録

今回値1:42過去平均2:05n=8過去範囲0:42〜4:30平均との差-22.5秒

数字から見る今回の焙煎

重量減少一般的には中〜中深煎りで見られやすい重量減少域です。 Development20〜25%の代表的参考帯より短めです。記録上は中煎り設計のため、他の指標と合わせて読みます。

各指標の数値上の位置を並べたものです。美味しさや成功を判定するものではなく、最終判断には実飲評価を用います。

読み方 ▲が今回値 帯の名称は比較用の目安 Agtron以外は単独で浅煎り・深煎りを判定しない
基準値について

Agtron:SCA等で参照される焙煎色の代表値をもとに、サイト内で位置関係を理解するための参考帯として表示しています。呼称や境界はロースター等によって異なります。

重量減少率:浅煎り約12〜14%、中煎り約13〜16%、中深煎り約15〜18%、深煎り約17〜22%以上という重なりのある一般的参考範囲です。

Development Ratio:20〜25%は広く知られる代表的参考帯ですが、焙煎度・総時間・豆・焙煎機により適切な値は変わります。

温度・時間

投入温度167.9℃
TP温度79.3℃
DE温度150.1℃
FC開始温度195.5℃
DROP温度210.3℃
TP時間1:08
DE時間5:06
FC開始時間8:38
DROP時間10:20
Development Time1:42
Development Ratio16.5%

ABC焙煎メモ

雲仙麓珈琲では、焙煎をA・B・Cの3区間で記録しています。Aは「投入〜DE」、Bは「DE〜FC開始」、Cは「FC開始〜DROP」です。FC終了やSC開始も補助指標として記録し、Cフェーズ内の熱の入り方を検証します。

焙煎は大きく3つの工程で考えています

A|乾かす豆の水分を抜きながら、内部まで熱を届ける
B|甘さをつくる香ばしさや甘さのもとをつくる
C|味を仕上げる酸味・甘味・苦味・余韻を整える
A 49.4% B 34.2% C 16.5%
A投入〜DE乾燥・吸熱・内部昇温
BDE〜FC開始メイラード反応・甘さ形成
CFC開始〜DROP開発・余韻・焙煎度調整

ABC重点

短いBとCを維持しながら、FC前後の熱量と排気の連続性を整える

A|熱を入れる土台づくり

投入〜DE温度目安:167.9℃ → 150.1℃

時間:5:06比率:49.4%

目的:水分を抜きながら、豆の内部まで熱を入れる

500gをDE5分前後まで均一に乾燥させ、強い初期火力で後半の失速を防ぐ

B|甘さと香ばしさの骨格づくり

DE〜FC開始温度目安:150.1℃ → 195.5℃

時間:3:32比率:34.2%

目的:メイラード反応で甘さと香ばしさを形成する区間

DE後に段階的に減火しながら3分30秒前後でFCへ接続し、華やかさを残しつつ甘さの土台を形成する

C|味わいの仕上げ

FC開始〜DROP温度目安:195.5℃ → 210.3℃

時間:1:42比率:16.5%

目的:酸味・甘味・苦味・余韻を最終調整する区間

FC後1:42、16.5%で終了し、明るい酸と香りを維持しながら必要な発達を確保する

今回の狙い

Aで十分に乾燥を進め、Bを短くして香りと明るい酸を保持し、Cを1分40秒前後に抑えてクリーンな浅煎りに仕上げる設計

ABC結果

A49.4%、B34.2%、C16.5%。Aが長くBが短い浅煎り型で、FC8:38、DROP10:20とテンポよく仕上げている。重量減少率14.0%は、短時間焙煎でも一定の水分・質量減少が進んだことを示す。ただし、FC開始直後の排気急増に伴い豆温RoRが一度落ち、その後再上昇している。ABC比率自体より、BからCへの熱量と排気の切り替え方が品質と再現性を左右する結果となった。

次回仮説

A5:00~5:10、B3:25~3:40、FC8:30~8:45、C1:35~1:45、DROP209~211℃を維持し、FC後の排気を2.0から3.0、さらに4.0へ段階化する。ガス2.5から2.0または1.5への減火をFC直後に行えば、クラッシュとフリックを小さくし、酸の透明感と甘さのつながりを改善できる可能性がある。

環境

外気温30.4℃
湿度75%
天候

カッピング評価

香り
8.0
酸味
8.0
甘み
7.5
コク
6.5
後味
7.0

実飲コメント

実飲コメント未入力。プロファイル上は、明るい酸、軽快な質感、柑橘や花を思わせる香りが予測される。重量減少率14.0%とC1:42により、極端な未発達リスクは低いと考えられる一方、FC後のクラッシュとフリックにより、酸がやや鋭い、甘さのつながりが弱い、後味に軽い乾燥感が出る可能性がある。味については実飲前の仮説であり断定しない。

RoR分析

豆温RoRは序盤ピーク後、FC前までは大局的に右肩下がり。FC開始直後に一度低下した後、9分前後から明確に再上昇しており、クラッシュからフリックへ移行する形が確認できる。FC直後の排気2.0から4.0への大幅変更によるセンサー応答の影響も考慮が必要だが、ガス2.5をFC後も維持したことで実熱量が残った可能性もある。DROP前には再下降している。浅煎りとして短いCと十分な重量減少率を得ている一方、FC後のRoR変動により、酸の輪郭と甘さのまとまりにばらつきが生じる可能性がある。

焙煎メモ

火力メモ

投入時ガス0.5。約0:50で5.0へ増火し、DE後まで維持。約5:25で4.0、約6:10で3.5、約6:45で3.0、約7:15で2.5、約9:40で1.5へ段階的に減火したと画像から読み取れる。

排気メモ

投入時排気2.0。約1:55で1.25、約2:35で2.0、約3:00で3.0、約5:35で2.5、約6:55で2.0へ変更。FC開始後の約8:45で4.0へ大きく上げ、そのままDROPまで維持したと画像から読み取れる。

異常・気づき

投入167.9℃、TP1:08、DE5:06、FC8:38、DROP10:20。A5:06、B3:32、C1:42の短時間型浅煎り。重量減少率14.0%。FC終了およびSC開始イベントは記録されていない。FC直後に排気を2.0から4.0へ増加し、ガスは2.5を維持した後、終盤に1.5へ減火している。

総評

総評コメント

ABC配分はA49.4%、B34.2%、C16.5%。Aが全体の約半分を占める一方、Bは3:32と短く、Cは浅煎りとして標準的な範囲に収まっている。DE5:06からFC8:38までを強い火力から段階的に減火して進めたことで、総焙煎時間10:20にまとめている。最大の検証点はC時間そのものではなく、FC直後の排気急増とRoR変動である。

次回改善

次回はFC直後の排気4.0への変更を一段階にせず、3.0を経由するか、変更を15~25秒遅らせてRoRへの影響を比較する。ガス2.5からの減火はFC開始直後またはFC後15~20秒で行い、FC後の再上昇を抑える。DE、FC、DROP、重量減少率を大きく変えず、排気とFC後ガス操作を主変数として検証する。

  • URLをコピーしました!
目次