UNZEN ROAST LOG
焙煎研究ノート
研究LOT:2026/07/31-02
親豆:739
ウォッシュトらしい透明感を重視した浅煎り。

この焙煎について
Developmentを14.6%に抑え、華やかな香りと明るい酸を狙った焙煎。Agtron実測値も浅煎り設計と整合している。
【研究ノート用】
今回の焙煎全体評価
基本データ
焙煎色|Agtron
豆の表面色と粉砕後の色を数値で記録し、焙煎プロファイル・重量減少率・実飲結果とあわせて検証します。
Agtron値は焙煎色の客観的な記録として使用し、単独で品質や内部の火通りを判定するものではありません。
温度・時間
ABC焙煎メモ
雲仙麓珈琲では、焙煎をA・B・Cの3区間で記録しています。Aは「投入〜DE」、Bは「DE〜FC開始」、Cは「FC開始〜DROP」です。FC終了やSC開始も補助指標として記録し、Cフェーズ内の熱の入り方を検証します。
ABC重点
Cフェーズを短く保ち、ウォッシュトらしい透明感と酸質を重視。
A|熱を入れる土台づくり
投入〜DE温度目安:185.0℃ → 151.0℃
目的:水分を抜きながら、豆の内部まで熱を入れる
均一乾燥
B|甘さと香ばしさの骨格づくり
DE〜FC開始温度目安:151.0℃ → 195.0℃
目的:メイラード反応で甘さと香ばしさを形成する区間
甘さ・香り形成
C|味わいの仕上げ
FC開始〜DROP温度目安:195.0℃ → 205.0℃
目的:酸味・甘味・苦味・余韻を最終調整する区間
酸質と華やかさを保持
今回の狙い
Aで均一乾燥、Bで十分なメイラード、Cを短めに管理してフレーバーを保持。
ABC結果
未評価のため今後の検証が必要
次回仮説
FC直前の熱量をわずかに増やしてクラッシュを緩和できれば、甘さと透明感の両立が期待できる。
環境
カッピング評価
RoR分析
全体として右肩下がり傾向。FC前後に軽度のクラッシュがみられるが、200℃付近はArtisanの1℃表示切替によるRoR変動も考慮が必要。終盤に小さなフリックがあるものの大きな熱暴走は認めない。
焙煎メモ
火力メモ
投入後は低火力から開始し、TP後に火力を段階的に上昇。その後DE以降は段階的に火力を下げ、FC前後でも細かく調整。
排気メモ
排気は初期弱めからDE付近で増加し、FC前後は高めを維持。
異常・気づき
DEまで3:58(41.5%)、DE~FC4:12(43.9%)、Development1:24(14.6%)。浅煎りを狙った構成。
総評
総評コメント
Agtron実測値・重量減少率・Development Ratioはいずれも浅煎り設計と整合している。実飲未評価のため味は断定しない。
次回改善
実飲評価を実施し、必要に応じてFC前後の熱量を微調整して比較する。