UNZEN ROAST LOG
焙煎研究ノート
研究LOT:2026/09/01-02
華やかな香りと明るい酸味を楽しめる、軽やかな中浅煎り。
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今回の焙煎を30秒で
華やかな香りと明るい酸味を楽しめる、軽やかな中浅煎り。
01と比較すると華やかで酸味がある。未発達感なのか、焙煎直後だからか、ほんの若干えぐみを感じる。しかし総合的に判断するとおいしいと思う。
豆Agtron70.6、粉76.2、差5.6、重量減少率13.4%、DROP206.7℃、Development1:44を総合すると、01より明るい中浅煎り方向。華やかさと酸味が得られた。わずかなえぐみは熟成後にも残るか確認する。
まず48〜72時間後に同じ抽出条件で再試飲する。次回焙煎はA4:18・B4:20を維持し、Cだけを1:52〜1:56へ8〜12秒延長して、華やかさを保ちながらわずかなえぐみが減るか比較する。
数字で見る今回の焙煎
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仕上がりの深さを表します。
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焙煎色を数値化したもの。粉の実測値がある場合は粉を優先し、一般に数字が小さいほど深煎り寄りです。
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焙煎前からどれくらい重量が減ったかを表します。
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1ハゼ開始から焙煎終了までが全体の何%かを表します。数値だけで良否は判断しません。
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投入からDROP(豆を排出して焙煎を終える)までの時間です。

このグラフの見方
横軸は時間、縦軸は温度です。BTは豆の温度、ETは焙煎機内の温度、RoRは温度上昇の勢い、FCは1ハゼ開始を表します。
全部を理解する必要はありません。最初は、豆の温度がどう上がり、1ハゼ後にどれくらい時間をかけて仕上げたかを見るだけでも十分です。
この焙煎について
華やかな香りと明るい酸味を引き出したテスト焙煎です。焙煎直後のため、数日おいて味わいの変化も確認します。次回は仕上げの時間だけを少し調整し、飲み心地のなめらかさを検証します。
基本データ
焙煎色|Agtron
豆の表面色と粉砕後の色を数値で記録し、焙煎プロファイル・重量減少率・実飲結果とあわせて検証します。
豆と粉の差は、豆の表面と内部の色の違いを見る研究上の補助指標です。差が小さいことだけで均一性や品質を断定しません。Agtron値も単独で品質を判定するものではありません。
焙煎指標|Roast Indicators
上段は一般的な目安、各カード下段は雲仙麓珈琲で同じ豆を焙煎した過去記録です。どちらも品質の合否判定ではなく、今回値の位置を理解するための比較表示です。
一般的な目安
Medium付近の色調です。
値が大きいほど浅く、小さいほど深い色調です。粉の実測値がある場合は粉を主要マーカーにしています。
8段階の代表値とおおよその位置関係
伝統的な呼称と雲仙麓珈琲の商品分類は同一ではなく、おおよその位置関係です。
雲仙麓珈琲の記録
比較できる過去データがまだ少ないため、平均値は表示していません。(有効データ n=2)
一般的な目安
一般的には浅〜中煎りで見られやすい重量減少域です。
範囲は重なります。生豆水分・密度・精製・焙煎機・投入量・時間でも変わる一般的な参考表示です。
雲仙麓珈琲の記録
一般的な目安
20〜25%の代表的参考帯より短めです。記録上は中浅煎り設計のため、他の指標と合わせて読みます。
20〜25%は広く知られる参考帯ですが、焙煎度・総時間・豆・焙煎機により適切な値は変わります。
雲仙麓珈琲の記録
一般的な目安
Ratioだけでなく、総焙煎時間・DROP・Agtron・重量減少率・実飲と合わせて読みます。
総焙煎時間10:22のうち、1ハゼ後を1:44使いました。 全体の16.7%です。
雲仙麓珈琲の記録
数字から見る今回の焙煎
各指標の数値上の位置を並べたものです。美味しさや成功を判定するものではなく、最終判断には実飲評価を用います。
基準値について
Agtron:SCA等で参照される焙煎色の代表値をもとに、サイト内で位置関係を理解するための参考帯として表示しています。呼称や境界はロースター等によって異なります。
重量減少率:浅煎り約12〜14%、中煎り約13〜16%、中深煎り約15〜18%、深煎り約17〜22%以上という重なりのある一般的参考範囲です。
Development Ratio:20〜25%は広く知られる代表的参考帯ですが、焙煎度・総時間・豆・焙煎機により適切な値は変わります。
温度・時間
ABC焙煎メモ
雲仙麓珈琲では、焙煎をA・B・Cの3区間で記録しています。Aは「投入〜DE」、Bは「DE〜FC開始」、Cは「FC開始〜DROP」です。FC終了やSC開始も補助指標として記録し、Cフェーズ内の熱の入り方を検証します。
焙煎は大きく3つの工程で考えています
ABC重点
C
A|熱を入れる土台づくり
投入〜DE温度目安:180.1℃ → 150.0℃
目的:水分を抜きながら、豆の内部まで熱を入れる
投入180.1℃からDE4:18まで。次回も同じ時間を維持する。
B|甘さと香ばしさの骨格づくり
DE〜FC開始温度目安:150.0℃ → 196.3℃
目的:メイラード反応で甘さと香ばしさを形成する区間
DE〜FCsは4:20。次回は同じ時間を維持する。
C|味わいの仕上げ
FC開始〜DROP温度目安:196.3℃ → 206.7℃
目的:酸味・甘味・苦味・余韻を最終調整する区間
FCs〜DROPは1:44。次回は1:52〜1:56へ小さく延長する。
今回の狙い
A4:18、B4:20、C1:44。次回はA・Bを固定し、Cだけを8〜12秒延長して仕上げの差を比較する。
ABC結果
A41.5%、B41.8%、C16.7%。全時刻はCHARGE基準で整合し、比率合計は100.0%。01より明るい色調で、華やかさと酸味が得られた。
次回仮説
A・Bを維持しCを8〜12秒延長すると、華やかさを大きく損なわず、わずかなえぐみを抑えられる可能性がある。
環境
実飲コメント
01と比較すると華やかで酸味がある。未発達感なのか、焙煎直後だからか、ほんの若干えぐみを感じる。しかし総合的に判断するとおいしいと思う。
RoR分析
RoRは大局的に右肩下がり。FC後に細かな谷と反発が見えるが、豆温約200℃以降はCENTER306の1℃単位通信仕様による人工的な乱れを含む可能性があるため、終盤波形だけでクラッシュやフリックを断定しない。華やかさと酸味、わずかなえぐみという実飲結果を合わせて評価する。
焙煎メモ
火力メモ
画像上、投入後にガス1.0、2.0、2.5、3.5、5.0へ段階的に増火し、DE付近から3.0、2.5、2.0、1.5、1.0へ段階的に減火したと読み取れる。FC後は1.5まで戻してDROPまで維持したと読める。操作時刻は画像からのおよその読み取り。背景プロファイルは表示されていない。
排気メモ
画像上、排気2.5で開始し、FC付近の表示約8分38秒で3.0へ上げてDROPまで維持したと読み取れる。操作時刻は画像からのおよその読み取り。
異常・気づき
CHARGE180.1℃、TP86.9℃・1:08、DE150.0℃・4:18、FCs196.3℃・8:38、DROP206.7℃・10:22。CHARGE補正は不要。FCeとSCは確認できず空欄。A4:18、B4:20、C1:44は正確。背景プロファイルは表示されていない。
総評
総評コメント
豆Agtron70.6、粉76.2、差5.6、重量減少率13.4%、DROP206.7℃、Development1:44を総合すると、01より明るい中浅煎り方向。華やかさと酸味が得られた。わずかなえぐみは熟成後にも残るか確認する。
次回改善
まず48〜72時間後に同じ抽出条件で再試飲する。次回焙煎はA4:18・B4:20を維持し、Cだけを1:52〜1:56へ8〜12秒延長して、華やかさを保ちながらわずかなえぐみが減るか比較する。